こんにちは、ちゃが丸です。
ラグビーを知れば知るほど、王者と言われるニュージーランド戦が楽しみになってきました!
という訳で、前回に引き続きもう一人、ニュージーランドの注目選手について調べていたので記録しておきます。
今回、紹介するのはキアラン・リードという人で、もしかしたら、今後ますます私たちとつながりが深くなる人物かもしれませんよっ!
キアラン・リードってこんな選手
現ニュージーランドの主将で、今大会でも各誌が注目選手として挙げている選手です。
33歳、193cm、110kgと大きいですね、、、。汗
2011年、2015年のラグビーワールドカップの優勝メンバーであり、2013年にはワールドラグビー最優秀選手として選ばれています。
そのプレーは劣ることなく、今なお世界最高プレーヤーの一人と言われています。
そして、嬉しいことに今大会(ラグビーワールドカップ2019)後はジャパントップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツに入団予定だそうですよっ!
、、、ということは、日本で今後彼のプレーを直接見ることが出来るかもしれないですね!
ますます、応援しなくては。
ポジションは「ナンバー8」といって、とっても重要なポジションのようです。
ラグビーの布陣は大雑把にいうと前衛(フォワード:FW)と後衛(バックス:BK)に分けられます。
BKが機動力が高く、不意を突いて切り込んで得点する騎馬隊のようなイメージに対して、FWは体の大きな人が多く、正面衝突して敵陣の防御壁に穴を開けたり、ズリズリズリと力技で攻撃ラインを推し進めて行く戦車部隊のようなイメージですね。
ナンバー8はFW(戦車部隊)の最後尾に位置する指令塔の役割を果たすポジションと言えるようです。
ナンバー8ってこんなポジション
スクラムの最後部でコントロールする指令塔
スクラムとは一旦試合を中止した時に前衛(FW)の人たちが団子のようになる状態です。
スクラムを組むと横からボールが投げ込まれますが、このボールには手を触れてはいけないのです。
自分たちがボールを持っている(マイボール)時にはボールを足でキープしつつ、後ろの味方に渡して切り込むか、そのままスクラムを力技で推し進めてボールを前に運んでいくかの戦略をとります。
ナンバー8はスクラムの最後尾でどちらの戦略を取るかを判断し、スクラムに対して号令をかけます。
スクラムはナンバー8の号令で圧(相手のスクラムを押す)をかけるます。
相手チームがボールを持っている時は、スクラムが力で押し負けないように、かつ、ボールを持った相手の選手に切り込まれないように戦局を判断してスクラムに支持を出す必要がありますね!
スクラムを組んでいる仲間たちは下を向いていて見えない(なんと、手を地面についてもいけない!)ので、ナンバー8からの号令はとてもとても大事っ!!
つまり、戦車部隊(フォワード:FW)がまとまって攻めるのか、スクラムを解いてボール運びに回るのかを最後尾でコントロールするFWのリーダー的存在なわけです。
攻撃の突破口を作るパワーマン
攻撃の時、ボールを持ったFWの人たちを見ていて「なぜ?」といつも思うことがあります。
それは、せっかくボールをもったのに、真正面の相手チームに突っ込んでいってすぐにつかまってしまって団子状態になることです。
もっと、横に逃げればいいのに、、、と歯がゆく思ったことはありませんか?
ラグビー観戦に慣れている人はその理由が分かるんですが、慣れるまでは何とかならないのかと歯がゆいですよね。
でも、あれってとても重要な仕事をしているのです。
そもそも、ラグビーは
- 後ろにしかパスできない
- ボールを持っている時には前に走れる
- ボールを持たない状態でボールより前に出てはダメ
というルールがあるため、誰かがボールを持って前に出ることが必要になってきます。
ところが、それが難しい。
何故かというと、相手チームのディフェンスラインが端から端まで、ずーっと続いているから。
これを乱して、人の壁に穴を開ける必要があるのです。
そのため、ボールを持ったFWは相手ディフェンスに真正面から突っ込んでいく、そしてたかが30cmでもじりじりと進むわけです。
もしかしたら突破できるかもしれないし、例え捕まってもオフェンス(攻め)ラインが前に進みますね。
しかも、相手チームは攻め込まれたところを止めるべく集まってきます、、、。
そうすると横一列にきっちり配置されていた人の壁に手薄な場所が出てくる!
その亀裂を付いて、ナンバー8やウイングの人たちが切り込んでトライするんですね!!
、、というわけで、ナンバー8は真正面から突っ込んでいって相手のタックルを跳ね返す強靭さ、切り込みの瞬間に走り抜けられる瞬発力と脚力などなど、、、敵陣正面で攻めと防御の両方の要になる能力が問われるポジションな訳です。
FWのような攻め込み方ができる?!
ナンバー8はFWの後ろ中央のポジションなのですが、キアラン・リードのこれまでの攻め方を見ていると、ウイングの選手のように外側を走ってパス回しをする様子が見られます。
193cm、110kgという体格なので、これを止めに来ようとするタックルを弾き飛ばして走ることができるんですねー。
キアラン・リードを止めるために集まってきた選手をギリギリまで引きつけます。
そして、絶妙なタイミングでパスをつないでボールを持った選手をフリーにして走らせます。
通常、BK(脚力がある体格が小さめの選手が多い)が行うプレーを大きな体格の選手が行っては、タックルする側は手も足も出ないんですね。
ああ、恐ろしい、、、。
キアラン・リードのここに注目っ!
繰り返しになりますが、ハンドリングがめちゃ上手いっ!
ハンドリングとはボールを扱うスキルの事。
タックルをされていても正確な位置にパスを出します!
いつパスが出されたか分からない程、瞬時のタイミングを狙って相手チームのディフェンスを引きつけてから、すれ違いざまにボールを仲間につなぐのは見事っ。
タックルされるのが分かってるので、それ用の持ち方に変えて走ってるんですね。
それから、身長が高い分ジャンパーとしての高さもかなり高いです。
サイドからボールを投げ入れたとき、味方がキャッチできなければ得点のチャンスが減るし、相手チームに攻め込まれる危険が増す。
なので、投げ入れられた味方のボールはキッチリ取りたいところ。
日本vs南アフリカ戦ではこの点で、日本は南アフリカにだいぶボールを奪われてた感じがあったような、、、。
、、、というわけで、キアラン・リードだからこそ見せる相手を引きつけてからの絶妙なパス回しと、ジャンプによるボールの競り合いにも注目ですっ!!
まとめ
如何でしたか?
今日はキアラン・リードについて
- ニュージーランドの現首相で、最優秀選手にも選ばれた人物
- 2019年ワールドカップ後は日本へ移籍予定で、今後ますます近い存在になるかも?
- ナンバー8というFWのリーダー的存在
- 193cm、110kgの体格を活かしたパワープレーで相手のタックルをなぎ倒して切り込みむ
- バックスにも引けを取らないハンドリングで魅せるパス回し
などなど、注目ポイントを紹介してきました!
益々、盛り上がるワールドカップ、目が離せませんねっ!!
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